西暦2578年──その年、世界は崩壊した。それはやがて訪れる近未来。化石燃料の枯渇が叫ばれ始めた時代、各国が数少ない資源を奪い合う中で日本は未知の素粒子『星辰体アストラル』の発見に成功する。一躍エネルギー問題解決へと踏み出すがしかし、日本の一国台頭を認めない各国は新技術の奪い合いへと乗り出した。第五次世界大戦の勃発である。開かれる戦火。世界全土を巻き込んで激しさを増す争いの中、人類最大の大戦はやがて予想外の顛末へと突入した。星辰体アストラルを用いた新型の動力炉が暴走──高位次元への急激な干渉から、大規模な ...